ロンドンに到着した時、娘が『リバティー』で、ママにと選んでくれたラナンキュラス。
この種の花では、過去一高価な一輪にやや躊躇してしまいましたが（笑）、UK初花ということで、ロンドンからエクセターまで大事に持ち帰りました。折角だから描いてみたけど、楽しくなって上の花びら描きすぎてしまった！
小学生時代に、ギャラリーで銅版画と出会ってから大好きになり。高校生の頃から細いペンでエッチング風に描き始め、美大に進んでからは、もっと本格的に植物を描くようになりました。
ロンドン芸大に留学していた時も植物を描き続けていましたが、そんな中作った企画が、参加型インスタレーション『Knowledge forest知の森』。図書館の中に、森を作ったんです。
木の葉に見立てた紙に、好きな本とその紹介文を参加者に書いていただき、大きな幹に結んでもらいます。そして気になる本を見つけたら木の葉同士を繋げる。参加者が増えるにつれて、枝葉が伸びて大きな〝知の森”をみんなで作っていくというアートインスタレーションです。
みんなが、思いおもいにリラックスして過ごせる公園のように、図書館を人が集まるHUBにしたいと思い作りました。
その手法自体も、最終的にまとめた〝木の葉の本”も、振り返れば全て大好きな植物由来（笑）。
2016年から国内外で開催してきましたが、富山市立図書館キラリの５周年イベントで開催したこともあるので、ご参加いただいた方もいらっしゃるかもですね！
社会人になってからは、銅版画の教室に通い始めて趣味で制作しているんですよ。
また、日々描いていこ。積み重ねだね。
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【プロフィール】
河本有香(富山市出身)
グラフィックデザイナー、ブランディングデザイナー。1歳と4歳の2児の母。夫の転職に伴い、2024年春にUK南西部の田舎町、Exeterに家族で移住。私は15年前にロンドン芸術大学を修了して以来のUK生活です。自然豊かな日々の暮らしや街の様子、旅先の様子などをシェアできればと思います。機会があれば、デザインの話も投稿させていただきます！
企画・編集／永井千晶