ある日、長女がクラスメイトからお誕生日パーティーの招待状をもらって帰ってきました。私は名前を見てもピンと来ない子でしたが、長女は、毎日、指折り指折り楽しみにしていました。まだ、親愛なるママ友がいない私にとっては、やや緊張な会。イギリスのお誕生日会がどんな感じか知りたかったので、私もいくぞ!と構えて臨みました。笑
前日までに、まずプレゼントを選んで、お手紙を書いて、長女と包み紙を特別にしてみよう!と盛り上がり、2人で絵を描きました。終始ノリノリで踊りながら描く長女。
そして来る日曜日のお昼過ぎ。13:30から、いざ会場へ!
会場は、元教会のコミュニティーセンター。入り口がパーティー仕様になっています。中に入ると、、巨大なエアートランポリンやボールプール、スケーターなどがあり、30人位?の大勢の子どもたちが、はしゃぎ遊んでる!そしてそれを周りで囲むように座り、見守る親達。立派なステンドグラスがあり、天井も高いから気持ち良い空間です。
長女は最初ちょっと緊張して、皆に混じれず、モジモジしていましたが、take freeで用意されたスナック達をいただき、クラスメイトに話しかけられた位で、ほぐれていきました。そのうちに長女は次女と手を繋いで周り、気づけばエアートランポリンできゃあきゃあと叫びながらはしゃいでいました。ふー良かった。
さて次は私。忙しそうに動き回る主催ママに話しかけに行きました。
「Hello—! 今日はご招待ありがとう。私達、日本から数ヶ月前に来たのだけど、早速〇〇ちゃん仲良くしてくれて嬉しいわ〜。今日は娘がめちゃ楽しみにしてたの。これからもよろしくね」みたいな。笑笑 ママ友ってどーやって作るんだっけ!?
色々話すと、こういうコミュニティセンターで皆集まって子供を好きに遊ばせながらパーティーするのは普通のことみたい。私の渡英前調べでは、皆凄くお金かけたパーティーするのかと怖れていたので、少しほっとしました。因みにこの会場は1時間16ポンドで借りられ、遊具もプラスで借りられるよう。まあまあ良さそうよね。
パーティーは2時間だったけど、「さあケーキするよー!」とか「皆んなで一緒にゲームしよー」とか集まることもなく、終始、自由に遊ばせていて、突然ケーキが運ばれてきたりしていました。これは、段取りして、もっと強弱つけた方が盛り上がるんじゃないか?とパーティー好きな母は思いましたが、自由で気楽なのかも。
その後、主役のお友達とママが一緒に空いたタイミングで、プレゼントとお手紙を渡して、一緒に写真撮って、長女も大満足。気づけば半分位の人達が帰っていました。それも自由なのね。
なかなか帰りたがらない姉妹を引きずり、お友達にバイバイしてお土産袋をいただき、帰路につきました。「次は誰のお誕生日かなー?」と、すでに次を楽しみにしている長女。来年の自分のバースデーも楽しみなようです。母、頑張ろ!
【バックナンバー】
#4A single ranunculus from Liberty
#6Visiting an antique shop in Exeter
#8Watching the football match at a local pub
【プロフィール】
河本有香(富山市出身)
グラフィックデザイナー、ブランディングデザイナー。1歳と4歳の2児の母。夫の転職に伴い、2024年春にUK南西部の田舎町、Exeterに家族で移住。私は15年前にロンドン芸術大学を修了して以来のUK生活です。自然豊かな日々の暮らしや街の様子、旅先の様子などをシェアできればと思います。機会があれば、デザインの話も投稿させていただきます!
企画・編集/永井千晶