8月末に、車で丁度1時間のところにある南西部の港町、プリマスに行って来ました。プリマスはかつてメイフラワー号が出航した港があり、現在もイギリス海軍港もある、イギリスにとって重要な港街の1つ。
港界隈の散策は夏らしからぬ寒さで、ありったけの服で防寒したのでまた子供は柄×柄服になりました。お洒落が遠い(笑)!てか、イギリスの夏は何処に?毎日、寒いです。(でもアイスを全力でせがむ子供)
さて、プリマスはエクセターより規模が大きいけど、中心市街地はちょっと寂れた街の印象。中心部に豊洲みたいな特大商業施設があり賑わってましたが、まぁそこは行く必要はないと判断。メインの港の方に歩いて移動しました。
まずは南エリアの灯台へ。この灯台は、木造が主流だった時代に初めて発明したセメントと地元の石を組み合わせて作られ、1759年に竣工したのだそう。現在は観光名所になっており、娘と上まで登りました。
各階には、当時灯台内に寝泊まりができるように、曲線仕様の棚やベットが置かれるなど、当時の空間が残っており、あぁここで暮らしていた人がいたんだなぁと、興味深かったです。
灯台の上からは、遠く海の先まで見渡せます。
次に、レストランやお店屋さんの多い港界隈の賑わい東エリア、barbicanへ。先のプリマスは、第二次世界大戦中の爆撃で街の大半が焼けてしまいましたが、バービカンエリアは奇跡的に爆撃を免れ、今でも16世紀・17世紀の面影を残した歴史的な街並みが続いている場所です。はじめからここに向かえばよかった‼︎と後悔。こちらは素敵で、かつ栄えてました。可愛い個人商店や、港沿いのレストランで楽しむ人達。港からは、イルカを見に行くなどのショートツアー船が沢山停まっていました。楽しそ!
最近「素敵な街に行きたいのー」が口癖の長女も、るんるんでスキップしていた清潔感のある可愛い街並み。アートショップや絵付け体験店などもあり、子供と参加も可能!ですが、予約必須でした(泣)。
更に散策すると、なんとプリマスジン蒸溜所を発見!なんか見たことあるデザインだな…と思っていましたが、日本でジンのデザイン開発をしてた時に(勤務先の先輩がジンの『五島つばき蒸溜所』を創設したのですが、その際にデザインディレクションを担当したのでした)、八重洲で観察&試飲してたやん!と帰宅後に気づきました(笑)。
ここでは1793 年からジンを製造しており、英国で最も古い現役の蒸留酒製造所となっています。毎日14時からツアーも開催しているとのこと。下調べ皆無を反省し、近く再訪を誓いました!1人で来ようかな。2階にある素敵なバーにも行きたい!
Plymouthは程よくコンパクトで、海沿いをのんびりするには凄く良さそうな場所でした。また再訪投稿いたしますね。
【バックナンバー】
#4 A single ranunculus from Liberty
#6 Visiting an antique shop in Exeter
#8 Watching the football match at a local pub
#10 The birthday party of my kids friend
#11 It was a wonderland!! Antique Village in Devon
【プロフィール】
河本有香(富山市出身)
グラフィックデザイナー、ブランディングデザイナー。1歳と4歳の2児の母。夫の転職に伴い、2024年春にUK南西部の田舎町、Exeterに家族で移住。私は15年前にロンドン芸術大学を修了して以来のUK生活です。自然豊かな日々の暮らしや街の様子、旅先の様子などをシェアできればと思います。機会があれば、デザインの話も投稿させていただきます!
企画・編集/永井千晶