『花屋のひとりごと』#1 あぁ、バレンタイン

2025/2/01 12:00:00

NATUREは、富山市の稲荷町にある小さなお花屋さん。花屋だからこそ知っている!?あんなコトや、こんなコト…。時にクスっと笑える、時におぉ!っとためになる!!女店主の四方山話をお届けします♪さてさて、今日は何を独り言ちているのかな~


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男性から女性へ愛を込めて花を贈る『フラワーバレンタイン』。お花業界では、ずいぶん前から『フラワーバレンタイン』を推しておりますが、皆様、ご存知かしら?


とはいえ、日本じゃまだまだ2月14日は、女性から男性にチョコを渡して愛の告白をするイベントよね。


それでも、バレンタインのチョコに添える花を探しに、女性の方が店にいらっしゃることがあって。ほら、物価高騰でチョコも高いじゃない?義理チョコでもお高いから、どうしても小さなチョコになっちゃうんだって。そこに花を足そうってことなんだけど、花の値段もグッとあがってるから驚かれるのね。


「これって、時期的なものですか?」


って聞かれるけど。いやいやいや、花もタマゴと一緒で値上がりしてるの。花を育てるハウスの維持で燃料代もあがってるし、肥料だって、ラッピングに使うリボンとかの資材もあがってるから。バレンタインの予算もあがっちゃって、えらいこっちゃだけど。花にかける予算もずーっとあがっていないのも現実。今や「500円の花束で、お花、何本入りますか?」は通用しなくなってます。


この季節になると思い出す、ある男性(たぶん50代)。


「サプライズで届けて欲しい」


両手でも抱えられない程の花束を注文したその人が、花束と一緒に届けて欲しいと高級ブランドバックを私に預けてこられたのですが。


えー!?花屋とて、知らない女の私から花束(と、プレゼント)渡された方は、果たして嬉しいだろうか…。せっかくのバレンタインに。落としたいなら、自分で持って行きなよ~って思ったけど、この時は、致し方なく届けたんですね。(注:このような配達は、基本お受けしておりません)お相手さん…やや引き気味でした…。



花屋のひとりごと

「大切なお花と気持ちは、ご自分で。女ゴコロを分かってください」


【プロフィール】


NATURE女店主 (富山市)

5人の子供のママでフラワー装飾一級技能士、マヤ暦認定アドバイザー。お花の販売だけでなく、フラワーアレンジメントの教室やマヤ暦のセッション・講座も開催している。


NATURE(お花やさんナチュレ) 

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レンタルスペース富山『Blessing Grace』

企画/ 永井千晶