「生まれてきてくれて、ありがとう」「ようこそ、この世界へ」
わが子と出会った瞬間に思ったことです。大きな産声にホッとし、小さな手と足のしわしわ感に胸がぎゅっとなって。あぁ、本当に生まれてきたんだなぁと。人生で一番幸せで、一番うれしい一日でした。
妊娠中は、思っていた以上に順調でした。つわりもなく、体調も良好。仕事も楽しく続けていて、「私って妊婦だっけ?」と思うような日々でした。ただ、妊娠後期になると少し貧血気味になり。そんな時、職場の皆さんがサポートしてくれたり、担当を変わってくれたりしてくれました。たくさんの優しさに支えられた妊婦生活でした。
生まれた日は、予定日から1週間が過ぎた日。実は、その日の朝に促進剤を使う予定で入院することになっていたのですが、なんとその日の朝方、実家で陣痛が来たんです。呼吸をするのも大変な痛みで、陣痛の合間に少しだけうとうと。やがて5分間隔になり、病院へ。
朝ごはんを出していただいたのですが…痛みで食べられず。。ご飯がとても美味しいと評判の病院だったので、ちょっぴり悔しかったです(笑)
思ったよりもなかなか子宮口が開かず、促進剤の準備を始めようとしたその瞬間。まるで「待ってたよ!」と言わんばかりに急にお産が進み、そこからはまさにスピード出産。分娩室に入ってから15分もかからず、くるっと上手に生まれてきてくれました。
助産師さんも褒めてくれました!お腹にいたときから思っていたけれど、やっぱり親孝行な子です。
こうして私は母になりました。泣いたり笑ったりしながら、これから一緒に少しずつ育っていけたらいいな、と思っています。
次回は、母になってバタバタな24時間!新生児期についてです♪
【プロフィール】
中川環(チューリップテレビアナウンサー)
ミタイノコレクションMC、N6中継リポーター等務める。2024年12月に第一子を出産。現在は育休中。
企画・編集/ 永井千晶