NATUREは、富山市稲荷町にある小さなお花屋さん
黙っておけばいいものを…
花屋だからこそ知っている!?あんなコトや、こんなコト。
時にクスっと笑える、時におぉ!っとためになる、女店主の四方山話をお届けします♪
さてさて、今日は何を独り言ちているのかな~
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今、ジワジワと東京・大阪・名古屋で売れだしている〝アーティフィッシャルフラワー”をご存知でしょうか?
アーティフィッシャルフラワーとは、言ってしまえば造花のことなのですが。
え!造花!?あの昔なつかし、商店街の街灯からぶら下がっていたような、ショッキングピンクのピカピカしたプラスチックの造花を想像したのなら、それはもう古いです!
どうですか?本物にとても近い精巧な〝造り”ではないですか!?
アーティフィッシャルフラワーは、生花をリアルに再現した花とでも言いましょうか。素材も、ポリエステルやポリエチレンなどいろいろあるんです。
実は数年前、例の流行り病が蔓延した頃にアーティフィッシャルフラワーの人気が高まったことがありました。
流通が止まってしまったからでしょうか…。沢山の花を使う式場もそうですし、お家時間がグッと増え、でも花をそばに置きたい、そんな需要の高まりからだったのでしょうかねぇ。
そして、今、にわかに人気再燃!
理由はよく分かりませんけれども、アーティフィッシャルフラワーってメリットが沢山あるんですよ。丈夫で耐久性もありますし、花材の種類も多いのでアレンジが効きます。
「なんだか、思っていたブーケと違ーう」といった場合にも、ササッとお直し対応できますし、なにより圧倒的にコストを抑えられる。
例えば、ブライダル用のブーケ。生花のオーダーで5万円かかるところが、アーティフィッシャルフラワーですと半分以下とか。
見てみて!こんなに素敵なんですよっ!
ところが、富山の県民性でしょうか…。
「結婚式に呼んだ友人たちに、花をケチってる感じが伝わるのが嫌」
と、ためらう声を、ちらほら聞きます。
見劣りしないことを知っている都会の方では、じゃんじゃん使っているんですけどね~
花屋のひとりごと
生花に負けないくらい、ゴージャスに、しかもお得に演出できるのに!アーティフィッシャルフラワーを使わないなんて、もったいない! |
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【プロフィール】
NATURE女店主 (富山市)
5人の子供のママでフラワー装飾一級技能士、マヤ暦認定アドバイザー。お花の販売だけでなく、フラワーアレンジメントの教室やマヤ暦のセッション・講座も開催している。
・NATURE(お花やさんナチュレ)
企画・文/ 永井千晶