『花屋のひとりごと』#9 花言葉には根拠がない!?

2025/10/01 12:00:00

NATUREは、富山市稲荷町にある小さなお花屋さん


黙っておけばいいものを…

花屋だからこそ知っている!?あんなコトや、こんなコト。

時にクスっと笑える、時におぉ!っとためになる、女店主の四方山話をお届けします♪


さてさて、今日は何を独り言ちているのかな~


***


花言葉や誕生花を起用して、気持ちを伝えたいお客様は、少なくない。


分かる!分かりますよ!


「ありがとう」「感謝」「労いの気持ち」「頑張って!」などなど、伝えたい想いにもいろいろありますが、でも、一言いたい!


それ、その言葉、ご自分で伝えませんか?


そもそも、花言葉は17 世紀の現在のトルコで生まれた「セラム」という風習が起源とも言われ。特定の「花」や「もの」に意味を持たせて贈る風習なんだとか。


その意味は、神話や伝説に基づいているとのことで、起源は、なんとギリシャ・ローマの神話にまで遡っちゃいます!


「誕生花」もしかり。しかも「誕生花」は、その土地の気候や流通等で全然変わっちゃうんですよ!


そんな感じなので。私、花屋ですけど。花言葉、覚えていません。 一級技能士ですけど、その知識はつけていません。だって、コレ!といった根拠がないんですもん(笑)


お客様の気持ちは、私、丁寧にくみ取り、それを花に託します。そして、心を込めて、愛情をもって、花々を束ねます。


大切な方の腕に抱かれ、部屋に飾られることで、託した愛はお部屋いっぱいに優しく広がります。


なので、あなたの気持ちは、あなたが大切な人にしっかり伝えてあげて欲しいのです♪


花屋のひとりごと

「花言葉」や「誕生花」に頼るより、その大切な気持は、直接、言葉にして伝えてみてはどうでしょう!?


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【プロフィール】


NATURE女店主 (富山市)

5人の子供のママでフラワー装飾一級技能士、マヤ暦認定アドバイザー。お花の販売だけでなく、フラワーアレンジメントの教室やマヤ暦のセッション・講座も開催している。


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・マヤ暦認定アドバイザー

・レンタルスペース富山『Blessing Grace』

企画・文/ 永井千晶