今年の1月、買い付けで滞在していたコペンハーゲンは、16年ぶりの寒波に見舞われ、街中が真っ白になりました。
冷たい空気の中、ノアブロ(コペンハーゲン北西部にある地区)を歩いていると、ふと気になるお店に出会いました。
ヴィンテージランプ専門店の『Hot Kotyr』です。
扉を開けると、そこにはたくさんの灯り。
天井から吊るされたもの、壁に寄り添うように置かれたもの、テーブルの上で静かに光るもの。
形も素材もさまざまで、ひとつひとつが違う時間を生きてきたことを感じさせます。
北欧の灯りは、ただ空間を明るくするだけでなく、「どう過ごしたいか」に寄り添うもののように感じます。
オーナーのおじさんはとても気さくで、珍しいヴィンテージランプをひとつひとつ見せながら、丁寧に教えてくれました。
ランプの土台だけでなく、部品やシェードも見繕い、その場でいくつも組み合わせを試してくれます。
私も、別の場所で見つけたランプの土台に合うシェードを探してもらいました。
同じランプでも、シェードが変わるだけで、光の表情がこんなにも変わる。
その小さな違いに、暮らしの豊かさが宿る気がします。
そんな豊かさを、実際の空間の中で感じてもらえたらと思い、5月16日・17日に、小さな企画展をひらくことにしました。
場所は、北欧ヴィンテージ家具のある『モブラーカフェ』(富山市呉羽町)です。
私がデンマークで出会ったランプや器のほかに、植物素材100%の北欧キャンドルが並びます。プラントベースの「カルダモンロール」も楽しめますよ。
こちらが、この冬、私がデンマークでたくさん食べた「カルダモンロール」。「カルダモンロール」は、シナモンロールに比べて、ちょっと爽やかな感じで、カフェでも定番な気がします。
あたたかな灯りとともに、北欧の空気を感じるひとときを、ぜひ味わいにいらしてくださいね。
※カフェのお席に限りがあるため、モブラーカフェにてご予約の上ご来店頂けますと幸いです。
【バックナンバー】
【プロフィール】
鍋島 綾(富山県生まれ)
大学でデンマーク語と北欧社会福祉を専攻。
会社員勤めの後、アンティークバイヤーとして
2016年から北欧と日本の間を行き来している。
企画・編集/永井千晶