こんにちは。
ポルテボヌールの近藤牧子まきこです。
10月といえば、ハロウィンの季節ですね。
暑さが落ち着いてくるハロウィン頃からは、クリスマスやバレンタインなどイベントも続き、アイシングクッキーが楽しい季節がやってきます。
わが家でも、毎年恒例のハロウィンツリーを出しました。
そしてこの時期になると、私の作品にもよく登場するものがあります。
それが、こんな透明なアメを使ったアイシングクッキーです。
こちらのお城では、窓の部分を透明なアメにして、蜘蛛の巣を描いています。
使っているのは「パラチニット」というお砂糖からできた材料。
電子レンジで加熱して溶かし、クッキーのくり抜いた部分に流し込むと、まるでガラスのような透明な〝アメの窓”を作ることができます。
実はこれ、作り方はシンプルなのですが、きれいに仕上げるにはちょっとしたコツがあります。
加熱が足りないとうまく固まらず、反対に温めすぎるとキャラメルのように色がついてしまうことも。
さらに、溶かした直後に慌てて流し込むと気泡がたくさん入ってしまうので、気泡が落ち着くのを少し待ってから、そっと流し込みます。
透明できれいに仕上がると、それだけでも嬉しくなる瞬間です。
そして、同じ透明なアメでも、デザインによっていろいろな楽しみ方ができます。
クリスマスには、アメの部分に小さなツリーを重ねて、スノードームをイメージしたオーナメントに。
振るとシャカシャカ音が鳴り、パーツが動くクッキーも作ることができるんですよ。
厚みの違う同じ形のクッキーを2枚作り、それぞれに「パラチニット」を流し込みます。
中にカラフルな細かい飾りを入れて、この2枚を合わせると、シャカシャカクッキーに変身しちゃうんです。
見た目だけではなく、手に取って動かして楽しめるのも、シャカシャカクッキーのおもしろさの一つです。
そして、この透明な飴のクッキーが私の作品に秋冬によく登場するのには、理由があります。実は、アメは湿気が苦手。
湿度の高い時期には表面がベタつきやすく、特にシャカシャカクッキーは、中のパーツがくっついてうまく動かなくなってしまうことがあります。
だから、空気が乾燥してくる秋冬は、この技法を楽しむのにぴったりの季節なんです。
「この季節だから作れるもの」があるのも、お菓子作りのおもしろいところ。
これからクリスマス、バレンタインと続く季節。今年もアイシングクッキーで、季節ならではの表現を楽しんでいきたいと思います。
【プロフィール】
近藤まきこ(富山市出身)
石川県金沢市で、アイシングクッキー教室「ポルテボヌール」を主宰しています。
最近、少しずつ知られるようになってきた「アイシングクッキー」の魅力を、レッスンや日々の制作を通して、
お伝えしていけたら嬉しいです。
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企画・編集/永井千晶