こんにちは!アンティークバイヤーの鍋島綾です。
しばらくご無沙汰をしていましたが、一時帰国の後、5月から再びデンマークとスウェーデンに、買い付けに来ています。こちらに来て、はや2週間以上経ちましたが、毎日快晴です。植物たちが長い間貯めていたエネルギーを一気に解き放つような、心が沸き立つ季節。お天気も良いし、先週から拠点とするスウェーデンのマルメからストックホルムへ移動しました。
そして現在は、ストックホルムからまた少し足を伸ばしてフェリーで3時間、ずっと行きたかったゴットランド島のヴィスビューという街に来ています。
ゴットランド島は、バルト海に浮かぶスウェーデン最大の島です。スウェーデン人にとってゴットランド島は、日本の沖縄のような、ちょっとエキゾチックな、いつもとは違う雰囲気を味わえる近場のリゾートといった場所のようです。
島の中心部にあるヴィスビューは、城壁に囲まれ、ヴァイキング時代の遺跡が残る、浪漫溢れるとても美しい街。
スタジオジブリの映画『魔女の宅急便』のモデルになった街だとは聞いていましたが、思っていたよりずっとジブリでした(笑)。歩いていると曲がり角からキキやトンボ、更には『天空の城ラピュタ』のパズーやシータが現れるのではないかと思うような錯覚を起こしそうになります。
高台から見える空と海の青に、赤い屋根が連なる景色はなんとも言えません。こんな美しいところがあったんだと、思わずうっとりしてしまいます。
スウェーデン人だけでなく世界中の人が訪れるリゾート地でもあるので、賑わう通りもありますが、大通りからちょっと逸れて小道に入ると、人々の暮らしが垣間見られる静かな場所が多く、そんな道を発見してはゆったりと歩いています。
もちろん、ヴィンテージやアンティーク探しも欠かせません。今日は、そんな静かな通りにあるヴィンテージショップを見つけて、吸い込まれるように店内に入りました。
『Velour vintage & secondhand』 というお店は、入り口から素敵な雰囲気です。
店内はカラフルで、選び抜かれたヴィンテージの洋服や雑貨で溢れていました。
お店のスタッフの女性も優しくて綺麗で、スウェーデン製の織物やゴットランドで作られたガラスなどをたくさん見せてくれました。
私はすっかりヴィンテージの洋服に魅せられて、ちゃっかり自分の洋服を買いました。素敵な模様が入った薄手のサマーベスト。暑い夏にもたくさん使えそうです。
ゴットランド島に訪れたら、また絶対来たいお店になりました。食器もいくつか入手したので、また別の機会にご紹介したいと思います。
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【プロフィール】
鍋島 綾(富山県生まれ)
大学でデンマーク語と北欧社会福祉を専攻。
会社員勤めの後、アンティークバイヤーとして
2016年から北欧と日本の間を行き来している。
・Instagram:https://www.instagram.com/imaya.vintage/
・YouTube:https://www.youtube.com/@imayatravel/featured
・オンラインショップ:https://imaya-antique.com/
企画・編集/永井千晶