それ、社労士マルコに聞いてみよう!連載第7回

2024/6/05 19:00:00

皆さんこんにちは この原稿を書いている今日は雨、また今年も梅雨の時期となりました。

どうしても湿度が高いと気分がどんよりしがちですね。マルコはお花を飾ってみたりストレッチをしたりして気分転換をしています。


今回はマイナンバーカードと健康保険証の一体化についてお話ししようと思います。



どういう話なの?

健康保険証が今年2024年の12月2日で発行されなくなります。病院や薬局でマイナンバーカードを読み取る機械が設置されていき、マイナンバーカードによるオンライン資格確認が本格化されます。




健康保険証は使えなくなってしまうのですか?

すでに発行されている健康保険証は2024年12月2日以降、1年間は使える経過措置が設けられます。



マイナンバーカードを持ってない場合はどうするのですか?

マイナンバーカードの交付率は約8割です。またマイナンバーカードを持っていても健康保険証として利用するためには登録をしなければいけません(医療機関などのカードリーダーで登録もできます)。

そこで、マイナンバーカードを持っていない人には本人が申請しなくても医療機関や薬局で健康保険証の資格を確認できる「資格確認書」が交付されることになっています。



マイナンバーカードと保険証の一体化のメリットは?

  •  ご自身のお薬情報や健康診断結果の提供に同意すると、その情報に基づいた総合的な診断や、重複する投薬の回避ができるなど適切な処方を受けることができます
  •  窓口で高額な医療費を支払わなくてはいけない場合、今までは事前に「限度額適用認定証」という用紙を準備しておく必要がありましたが、その必要がなくなります。
  •  確定申告の際、領収書を保管、提出する必要がなく、医療費控除申請ができるようになります
  •  新しい保険証の発行を待たずに医療機関や薬局で利用できます




心配されていることは?

金融機関口座との紐づけもされ、今後運転免許証や国家資格の資格証としての利用や、こども医療費などの受給者証や診察券との一体化の取組などが進むようです。色々なものと紐づけされるとそれだけ紛失した時の情報漏洩が心配されています。



                                                   「社労士マルコ」こと

社会保険労務士法人アシスト人事

代表社員 宮本 敦子

(情報は2024年6月1日時点のものです。)