『39歳、家族でUK移住ライフ』#2UKに移住しました 後篇

2024/6/14 12:00:00

ロンドンでは、子供の第一印象を高めるべく、1日いろいろと観光をしてから、Paddington駅発の電車に乗り、2.5時間南西へ、Exeter駅に向かいました。




最近プリンセスが好きな長女には、「日本にはない本物のお城があるよ~」「日本で見たことない景色がいっぱいだよ~」と事前にインプットしていたので、特にTHE LONDONな風景のビックベン周辺では、「うわーほんとだお城だーー」「教会初めて見たー」「素敵―!」を連呼していました。


ママの憧れの百貨店(笑)『リバティ』のお花屋さんで、素敵なお花を自分で買えた(風な)ことが相当嬉しかったようで、大層可愛がってご機嫌に過ごしていました。時差ボケで急に機嫌が悪くなったりもしたのですが、姉妹でなんとか楽しげに乗り切っていました。子供が2人いてくれて良かった…と心から思っていました。


エクセタ―は、住む人が皆「離れたくない!」と言う、治安や教育水準や自然が豊かな田舎街。イギリス版『住みたい街ランキング』で上位に入る、人気都市のひとつだそうです。人口は12万人ほど、面積は約47㎢(富山県の滑川市より少し小さいくらい)。エクセタ―大学は、『ハリー・ポッター』シリーズの作者J.K.ローリングが在籍していたことがあることでも有名ですね。パンデミックで移住者がかなり増えて、田舎なのに物件件数も少なく高い!のですが、折角広い庭付きの家を借りられたので、子供と沢山ピクニックをしたいなと思っています。

日本はもう夏だというのに、到着した時は、UKはめちゃ寒い冬でした!子供は靴下インしてダサい格好でロンドン巡ってました。安定の曇天&予想より雨が多いのも不安。早く、夏よこーい!

振り返れば、昨年8月。夫が先にUKへ単身赴任し、約7ヶ月は逗子で0歳&3歳児とのワンオペライフでした。立ち始めた0歳児のケア、離乳食や頻繁にある予防接種、3歳児の赤ちゃん帰りなど、毎日が予想より遥かに大変で、白目の専業主婦ライフでした。

さてさて、移住といいましたが、ひとまずVISAは3年です。子供の反応や仕事の環境、インフレ等を鑑みて未来を決めようと考えている、まっさらプラン。私も就労可能VISAを取得できたので、フリーでデザインの仕事をしようと考えています。(現在、日本で勤務していた企業は休職中。副業申請をしてフリーランスでデザインの仕事をしています)

イギリス生活は、学生時代以来15年ぶり。ロンドンでは匂いや音にかなりノスタルジーを感じたけれど、今度は田舎町で結構、違います。新鮮な気持ちで、新しい毎日を楽しんで生きたいと思います。

【バックナンバー】
#1UKに移住しました 前篇

【プロフィール】

河本有香(富山市出身)
グラフィックデザイナー、ブランディングデザイナー。1歳と4歳の2児の母。夫の転職に伴い、2024年春にUK南西部の田舎町、Exeterに家族で移住。私は15年前にロンドン芸術大学を修了して以来のUK生活です。自然豊かな日々の暮らしや街の様子、旅先の様子などをシェアできればと思います。機会があれば、デザインの話も投稿させていただきます!
企画・編集/永井千晶